貴女と出会った20年

「いやいや、危ないから二人は一緒に帰らせるって言っているだろっ!!」

今思えば、その事件が貴女との20年の始まりだったんでしょうね…

 

国際新堀芸術学院を卒業した私は、タスカムの8トラックMTRを購入し音楽制作とアルバイトの毎日。その頃のアルバイトは神奈川県藤沢市、居酒屋白木屋で18時~4時の深夜仕事で時給が高く、とても仕事量が多くて大変だったけど仕事仲間にも恵まれ、日々に明け暮れておりました。

 

1999年9月に店長から「おい山部!川崎で新店舗オープンするからヘルプに一ヶ月行ってくれ」渋々、承諾し、藤沢から川崎に通う日々が始まりました。新規オープンの時は各店舗の経験者が集められます。貴女との出会いは川崎の店に向かうエレベーターの中でしたね。

 

それから1ヶ月…川崎ヘルプ最後に日に打ち上げ🍺

勇気を出して貴女の隣の席に座り、話をしました。楽しく談笑していると、ある会話を鮮明に覚えているので記します。

 

「私、好きな人がいるんだよね」

「…だよね!応援するよ!」

「…俺も好きな人がいるんだけどね…」

「あっ!私、誰か分かるかも…」

「そっか~俺…何やってんだか💦」

「つらいよね~気持ちわかるよ~」

「ありがとう!」

 

ホントは…

「貴女が好きになったから、そんな奴、忘れてくれませんか?」

と言いたかったのですが、自分に自信も勇気もなく…

すると、同じ藤沢白木屋のAさんが酔いつぶれているからなんとかしてくれと言われ、渋々トイレの現場に行き…

なにやってんの~飲み過ぎだぞ!」

「うるさいな~まだ飲むぞ~」

はい、お察しの通りこの↑の人が当時、私が片思いになってしまった女性です…

そんな中、誰かがカラオケに行くとの号令があって、

 

「ごめん~酔いつぶれているのが二人いるから藤沢組は帰るね~」

「いやいや、まだ行けるでしょ!」

「ごめんね~」

「いやいや、ないない(笑)」

「いやいや、危ないから二人は一緒に帰らせるって言っているだろっ!!」

 

それから数日後…藤沢の白木屋…

「山部君は熱くなるからね~そういうとこ、気を付けた方がいいよ」

「すみません…」

凹みながらの帰り道…着信が鳴ります。

「山部くん?」

「おお!津田さん!」

「あれは山部くんが正しいと思うよ」

「ありがとう!」

その日から友達期間を3年を経て、やっと勇気振り絞って告白できた返事が「いい彼女になれるよう頑張るね!」と言ってくれた貴女…

ずっと一緒にいてくれてありがとうtakamiちゃん。心から貴女を愛しております(ღ′◡‵)