音量を決める時はコップをイメージする?

「バンドでスタジオに入ると音が大きくなりすぎる」

「PAなしのライブがあるが不安だ…」

「レコーディングの際、各パートの音量がなかなか決めれない」


そんな時、ちょっと便利な考え方があります。実は「音」は無制限に重なることはなく「限界点」があります。

音が入る器が「コップ」で音が「水」みたいな感じです。「音割れ」や「耳キーン」となる状態はコップから水が溢れていると一緒なんです。なので、コップに水が溢れないように音作りすることが大切です。

 

例えば、私が組んでいるBand、レッドマウンテンブルースは2ピースです。音の種類はドラム、ギター、声の3つだけ。振り分けるとこうなります。

ドラム35%+ギター30%+声35%=コップ内100%

Bandによって振り分け値は違いますが、だいたいこの数値を意識しています。

 

次は私が9月にイベントで組んだ5人バンド、sayo&orange affection(楽しかった~♪) 音の種類はドラム、ベース、キーボード、リードギター、リズムギター、ボーカル、コーラスです。振り分けると…

ドラム30%+ベース15%+キーボード10%+リードギター5%+リズムギター5%+ボーカル25%+コーラス10%=コップ内100%

わたしの目測ですが、この数値を全員で意識したように思います。

レッドマウンテンではギター30%

オレンジアフェクションではギター5%

というわけで、人数が多いバンドになればなるほど、各自、音量を抑えなければならないのです。だいだいでいいのでコップ内の振り分けがバンド内で共有していると、「いい音を出すバンド」に生まれ変わりますよ♪

 

「小さく??それじゃ、自分の音が聞こえないじゃないか!!」

そうです。かなり聞こえにくくなります。解消するには色々ありますが、スタジオに入って「聞こえない」って思う人はだいたい自分のアンプに張り付くように立っています。音はラッパ型に拡がる性質を持っているので、まずはアンプから離れましょう。人数の多いバンドは狭いスタジオではなく広いスタジオを借りましょうw


次は「コップの大きさはボーカルの声量によって決まる」と「音量を変えずに音の性質を圧縮するエフェクター」

について書きたいと思います。